薬の飲まずに中性脂肪を下げたい!
- 中性脂肪を下げるDHA、EPAサプリランキング
- サプリ別 DHA、EPAの含有量の比較データ
- AHA(アメリカ心臓学会)で証明されたEPA、DHAの効果
- EPA、DHAの効果・働き
- ダイエット効果も期待できるEPAサプリで中性脂肪対策
- EPAがアトピー性皮膚炎などの炎症を予防改善する?!
- うつ病の予防、改善にEPAが役立つ理由とは
- EPA、DHAはアレルギー症状を予防、改善させる期待の星!?
- EPAを過剰摂取するとどうなる?適量を知らないと危険
- 悪玉(LDL)コレステロールが高いならこちらもおすすめ
- 中性脂肪対策の特定保健用食品など
- EPA、DHAサプリに配合されているほかの成分
- EPA、DHAサプリに副作用はある?
- 中性脂肪サプリの成分は危なくないの?
- 中性脂肪を下げる薬とその副作用について
- 中性脂肪対策にいい食べもの
- 今すぐ簡単にできる中性脂肪対策
- ご飯、麺類・・・。炭水化物で中性脂肪がピンチ!
- 病気を引き起こす中性脂肪
世に出回っている多くのサプリメント。そのほとんどは長い間飲んでも効果が分かりにくいものですが、DHA、EPAは厚生労働省のレポートやAHA(アメリカ心臓学会)の調査でも中性脂肪を下げると確認され、サプリでの摂取を推奨されています。
しかも、血中の中性脂肪が高い人ほど、DHA、EPAサプリで中性脂肪が下げる効果が大きくなるとされているんです。詳しくはこちら
中性脂肪を下げるDHA、EPAサプリランキング
中性脂肪を下げたい人に人気のDHA、EPAサプリ。中性脂肪を減らす医薬品にも使われるDHA、EPAは油なので吸収率を高めるおすすめの飲むタイミングは食後となります。
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評価 | ![]() |
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1日一包なので扱いが楽で、空気にも触れないので酸化しない安心感がありました。
ただ、ちょっと生臭い匂いがします。
小さい粒がたくさん入ってるのも、私にはちょっと飲みにくかったです。
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小分けされており、便利。携帯もできるから、気軽に摂取出来ます
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中性脂肪値を低下させる作用で話題のEPAがたっぷりの特定保健用食品「イマークS」はDHAも配合されています。青魚成分のEPA600mg、DHA260mg。早ければ4週間で実感!
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イマークS飲み続け、コレステロール値がついに正常値になった!
— 社怪人 (@itnews_jp) July 20, 2019
ニッスイ。イマークSもいいよ。
— カマ爺 (@RYNQyvDjVElkZUH) April 28, 2019
LDL下がりました。
お試しセット 飲用して 本セット申し込みました。
お試し10本(日)から通しで12本目(日)に血液検査がありました。
前回(3週間前)295mg/dl だった中性脂肪値が、144mg/dlに 下がってました!
去年から 常に 300代で要観察だったので びっくりポンです。
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しばらく 飲んでみます。
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中性脂肪が異常に高い夫がここしばらく代替え品に変えて様子をみたらやっぱり以前より上がっていたのでやっぱりこちらに。良いのは解っていますがお高い。続けるのが得策かな。
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今まで何をしようがなかなか下がる事がなかったが、これを飲んでお腹のぽっちゃりが減って血液検査で正常値まで下がってました。2ヶ月位飲んだと思います。結構高価なので上手く付き合えれば。
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とても効果があるクリルオイルだと思います。父は血液をサラサラにするために、母は美容とアンチエイジングのために、私は健康のために服用しています。父は最近、体調が良いと言っています。母は肌がしっとりすると言っています。私は何となく元気が出るようになりました。今後も続けようと思っています。
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サプリ別 DHA、EPAの含有量の比較データ
中性脂肪対策サプリはDHA、EPAを含むものがほとんどです。「大麦若葉青汁 キトサン」はキトサンの働きで中性脂肪、コレステロールにアプローチしますが、DHAサプリメント きなり、美健知箋EPA&DHAなどのサプリは必須脂肪酸オメガ3(DHA、EPA)の血中の脂質濃度を下げる作用を利用したサプリになります。
サプリ名 | 1日目安 | DHA | EPA | DHA + EPA |
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DHAサプリメント きなり | 4粒 | 451mg | 49mg | 500mg |
美健知箋 EPA&DHA | 1包 | 200mg | 550mg | 750mg |
さかな暮らし EPA&DHA | 6粒 | 260mg | 600mg | 860mg |
イマークS | 100ml | 600mg | 260mg | 860mg |
極上クリル | 4粒 | 125mg | 57mg | 182mg |
小林製薬 ナットウキナーゼEPA&DHAセット | 1粒 | 60mg | 11mg | 71mg |
やわた DHA&EPA | 2粒 | - | - | 400mg |
高品質オメガ3系サプリ AOZA | 5〜20粒 | 178.2〜328.4mg | 216.5〜281.7mg | 394.7〜610.1mg |
DHC DHA![]() |
4粒 | 110mg | 510mg | 620mg |
大正DHA・EPA | 5粒 | 400mg | 200mg | 600mg |
サプリを選ぶときには安全性も考慮して、国内にあるGMP認定の工場で製造されているかも確認しましょう。DHAサプリメント きなり、美健知箋EPA&DHA、さかな暮らしはGMP認定工場、国内生産なので安心です。
AHA(アメリカ心臓学会)で証明されたEPA、DHAの効果
AHA は血中トリアシルグリセロール値を低下させるために、2〜4 g/日の EPA 及び DHA のカプセルでの投与を推薦している。用量依存性の関連が知られていて、1 g/日の EPA 及び DHA投与により血中トリアシルグリセロール値が 5〜10% 低下し、投与前の血中トリアシルグリセロール値が高い患者ほど効果は強い。参考pdfファイル:脂質 127頁より。
※ AHA=アメリカ心臓協会(American Heart Association)
※ トリアシルグリセロール値=中性脂肪
上の引用からは、血中の中性脂肪が高い人ほど、DHA、EPAサプリで中性脂肪が下げる効果が大きくなるとされています。
EPA、DHAの効果・働き
青魚に多く含まれるEPA、DHAですがドロドロした血液をサラサラにするという効果で知られています。血液がサラサラになって血流が改善されることで多くの健康効果が期待される成分です。
中性脂肪を下げるのに有効な成分はDHA、EPA、食物繊維などがあります。カロリーセーブするために食事改善、運動を行っても中性脂肪が減ってくれないなら、DHA、EPA配合の中性脂肪サプリが効果的です。
食事改善でDHA、EPAを含む青魚の食べる回数を増やしても効果的に働くにはそれなりの量が必要になるためです。しかも、それを毎日続けるのは大変ですよね。生活習慣を改善していきながら、DHA、EPAサプリで中性性脂肪対策をサポートしていきましょう。
厚労省が推奨している1日当たりのDHA、EPA摂取量は1,000mgです。食事からもDHA、EPAを摂取しつつサプリで半量の500mgを補ってあげると不足なく毎日推奨された量を摂ることができます。
ダイエット効果も期待できるEPAサプリで中性脂肪対策
EPAという栄養素はあまり広く知られていないかもしれませんが、人が摂取するとDHAと同じような効果を得ることの出来る栄養素で、特にダイエット効果をもたらしてくれるとされています。
EPAは、脂肪燃焼や食欲を抑える等のはたらきを持つ、ダイエットに役立つ効果が満載の栄養素でEPAサプリとして手軽に摂取することができます。
食欲を抑える効果がある?
ダイエットには食事制限が付きものです。しかし、食べたい衝動を我慢出来ず、ダイエットが上手くいかないという人もいるかと思います。EPAには、そんな人に嬉しい、食欲を抑えるという働きがあります。
EPAを摂ると、満腹中枢を刺激するホルモンであるGLP-1が分泌されます。そのため、少し食べるだけでも満腹感を感じ易くなり、食べ過ぎを抑えてくれるのです。
また、このGLP-1は食べ物を胃から腸へ送らせるスピードを遅くさせるはたらきがあります。それにより、腸で食べ物の糖質が吸収させるスピードも緩やかになり、血糖値の急上昇が抑えられ、肥満や糖尿病等を防いでくれます。
EPAは脂肪燃焼効果をアップさせる
EPAには体についている脂肪を燃えやすいようにサポートする効果があります。脂肪は、褐色脂肪細胞が活発化し、酵素であるリパーゼを生成させることにより、ミトコンドリアの中で燃焼されていきます。
このような脂肪燃焼のプロセスを、EPAは促進させてくれます。EPAの脂肪燃焼効果は、睡眠時でも続いているので、普通なら運動をして脂肪を燃焼させるものですが、EPAを摂取していれば眠っている間でも脂肪燃焼が助けられるのです。
血行が良くなり代謝が高まる
EPAには血行を良くする働きもあります。血液の流れが良好ではないと代謝が悪くなり、体から老廃物が出ていきにくくなり、それが浮腫みや冷え性に繋がる恐れがあります。
体が冷えると脂肪も燃えにくくなり、太り易い体質に近づいてしまいます。EPAには、摂取すると血液をさらさらにして血行を良くするといううれしい効果があります。
血液の流れが良くなると、代謝が良くなって体温が上昇したり老廃物を排出させたりし易い体になり、脂肪燃焼も促され、それによって痩せ易い体質になっていきます。
筋肉がつき易くなるので太りにくくなれる
脂肪を燃焼させたり食欲を抑えるという、何かを減らす引き算式の効果以外にも、EPAには筋肉を増やし易くするは作用も確認されています。EPAには、アミノ酸をたんぱく質に合成を促進させ、筋肉がつき易い体に導いてくれます。
また、EPAには成長ホルモンの分泌を促す効果もあり、筋肉がより成長し易くなるのです。そして、筋肉の落ちるスピードを遅くするという効果もあるので、せっかくつけた筋肉が減らないように筋肉量を保ってくれます。
しかし、筋トレをして筋肉をつけようにも、体が疲れているとトレーニングも難しくなりますが、EPAにはそんな体の疲れを回復させる効果も同時にあるのです。
筋トレや激しい運動等で体に負担がかかると、体は酸化したり炎症を引き起こしたりし、それが疲労に繋がります。EPAを摂取すると、体の酸化や運動による体の炎症を抑えてくれ、体を疲れにくくしたり、回復を促したりする効果を得ることが出来ます。これによって、運動を継続させ体を鍛え易くなります。
筋肉が多いと脂肪が燃え易くなり、そして代謝が向上するため、体は痩せ易い体質になっていきます。つまり同じ体重であっても、脂肪の多い人より、筋肉の多い人の方が痩せ易いのです。
EPAがアトピー性皮膚炎などの炎症を予防改善する?!
EPAはオメガ3脂肪酸と呼ばれる必須脂肪酸の一つで、人間の体内ではほとんど作り出すことができないため、食事から積極的に取り入れることが推奨されています。
同じくオメガ3脂肪酸のDHAと共に、サプリメントなどもよく販売されていて、中性脂肪値の低下に効果があり、食事の改善に役立てたい成分です。
さらに、EPAやDHAにはアトピーを緩和、改善する効果もあることが研究で明らかになってきています。食生活を変えていくこともアトピー改善に繋がっていくのです。
繰り返す辛い痒みなどの症状、アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、痒みを伴う湿疹が治ったと思ったら、また繰り返す症状のことを言います。アトピー性皮膚炎は乳幼児の病気というイメージもあるかと思いますが、最近では大人になっても治らないアトピーが増えていますし、大人になってから発症することもあります。
アトピーは、アトピー素因を持った人、つまり、アレルギーを起こしやすい体質を持った人が発症することが特徴的です。アレルギーを引き起こすアレルゲンに反応して、IgE抗体(免疫物質)を作り出しやすい性質を持っていること、また遺伝的な要素もあります。
アレルゲンとなるダニやほこり、食べ物などが体内に侵入した時に、IgE抗体と結びつき、炎症を起こす物質を作り出してしまうのです。皮膚のバリア機能が低下した乾燥した状態で起こり、ストレスなどの環境的要因とも合わさって症状が起こってしまいます。
アトピーの症状を緩和、改善するためにEPAが有効なのは
アトピーの症状は、アレルゲンとIgE抗体が結びつき、炎症を起こす物質を作り出すことで起こりますが、EPAやDHAにはこの物質の生成を抑える働きがあるのです。アレルギーを引き起こす物質には、ヒスタミン、ロイコトリエン、プロスタグランジン、PAFなどがあります。
EPAやDHAはヒスタミンには効果は実証されていませんが、ロイコトリエン、プロスタグランジン、PAFなどが過剰に生成されるのを抑えてくれるのです。ロイコトリエンなどの物質を作り出すには、アラキドン酸と呼ばれる物質が関わっています。
アラキドン酸は、肉類やリノール酸などの油に含まれる必須脂肪酸です。アレルギー症状に関わるアラキドン酸はリノール酸が変化することでも作り出されますが、最近このリノール酸の摂りすぎが問題視されています。
食生活の欧米化により、アラキドン酸が体内に増えることで、アトピーなどのアレルギー症状を持つ人が増えたと考えられているのです。
EPAには、炎症を抑えたり皮膚を丈夫にする働きも
EPAはアレルギー症状を引き起こすアラキドン酸由来の物質の生成を抑えるだけでなく、アトピー症状を緩和、体質を改善する働きがあります。EPAには、炎症を抑え、アレルゲンに対する過剰な防御から免疫細胞が炎症を起こすのを抑えてくれるのです。
また、皮膚を丈夫にする働きもあることから、アレルギー物質の侵入を抑制してくれます。アトピーの症状を緩和、改善するためには、他にも、生活習慣の改善なども大切です。リノール酸や肉類の摂りすぎに気をつけること、肌のバリア機能を良くするために乾燥を防ぐことなどアトピーが起こる原因を排除していきましょう。
また、腸内環境を整えることも、アトピー改善に繋がります。中性脂肪値改善にも役立つ食物繊維を豊富に摂ることもアトピーを改善に導くので、EPAとともに取り入れていきたいですね。
うつ病の予防、改善にEPAが役立つ理由とは
中性脂肪を減らす効果の実証されているEPAは、DHAと共に主に青魚に含まれる成分です。魚だけでは十分な量を摂取できないことからEPA、DHAサプリメントも多く販売されています。青魚の油に含まれる不飽和脂肪酸EPAには、中性脂肪の低下の他にも、様々な効果が謳われています。
しかし、その効果の中には、まだ有効性の高いデータが揃っていないため、効果が実証されていないものもあります。EPAとうつ病の改善に関しても、多くのデータで関係性が取り上げられていますが、未だに有効なデータとは言い切れない状況です。
とは言え、EPAとうつ病に関しては何らかの関わりがあるのは事実で、予防効果が期待されています。EPAはうつ病の改善にどのような効果をもたらすのでしょうか?
うつ病とはどんな病気?
うつ病は、遺伝的な要因、環境要因、身体的要因などが絡み合って発症すると考えられています。その中でも大きな要因となるのはストレスで、仕事などの人間関係のストレス、身近に起こった大きな出来事などの環境の変化によるストレスなどがきっかけで発症することが多いものです。
うつ病の主な症状としては、だるくて何もやる気が起きない、憂鬱な気分になる、不安や焦り、興味のあったことにも無関心になる、集中力の低下などの精神的な症状が挙げられます。
また、体に現れる症状は、疲労感、倦怠感、睡眠障害、食欲の低下、頭痛など、そのまま気づかずにやり過ごしてしまいかねない症状が多く、うつ病となかなか気づかない人も多いのです。
うつ病は周りの人からの理解も得られないことも多く、真面目で責任感の強い人が発症しやすいこともあり、一人でためこんで自殺に追い込まれてしまうケースもあります。疑わしい症状があれば、医療機関を受診して適切な治療を受けることが大切です。
EPAとうつ病の関係を示す数々のデータ
うつ病とEPAに関わりがあると考えられるようになったのは、1998年の魚を多く消費する国ではうつ病の発症が少ないというデータからでした。その後、赤血球膜のアラキドン酸とEPAの比率が、うつ病の症状が程度が強い場合はアラキドン酸、程度が軽い場合はEPAの比率が高いことが分かりました。
別の調査でも、EPA、DHAを服用したグループとそうでないグループに分け、EPA、DHAを服用したグループの方がうつ病の重症度が軽くなったという結果が出ています。他にも、魚を良く食べる人ほど、自殺率が少ないというデータもあり、うつ病との関係も研究されています。
また、近年の研究でも、EPAとDHAを用いた軽度から中等度のうつ病患者さんに対する補助薬物療法の比較が行われ、DHAよりもEPAの方がより有意な結果が出ています。EPAとうつ病の治療に関しては、はっきりとした効果は認められていませんが、相関関係があることは分かってきています。
EPAがDHAよりもうつ病との関わりが深い
うつ病の発症に関しては、脳内のセロトニンの減少が関係があると考えられています。このため、セロトニンの働きをよくするDHAの摂取がうつ病に関わりがある可能性が指摘されてきました。
しかし、近年の研究でむしろEPAの方がうつ病と関わりがあるというデータが発表されてきています。これは、EPAを摂取することにより、血流が良くなって赤血球膜が柔らかくなることが原因ではないかと言われています。
サプリメントで摂取する場合には、EPA、DHAどちらも含まれていることがほとんどなので食事からとるよりも摂取量がわかるサプリをおすすめします。うつ病の直接的な治療としてはまだ有効ではありませんが、EPAを摂取することでうつ病の予防も期待したいですね。
EPA、DHAはアレルギー症状を予防、改善させる期待の星!?
食生活や環境の変化でここ十数年の間に増えているのが、アレルギー疾患です。花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支嘆息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなど、今や何かしらのアレルギー症状に悩まされている人が国民の半数と言われています。
完治するのはなかなか難しいアレルギー疾患もありますが、食生活などを変えることでアレルギー体質が改善されることもあります。
中性脂肪値の改善に効果の高いEPAもアレルギー体質を改善する効果が期待できることが分かってきました。同じく青魚の油から抽出されるDHAにも、改善効果が認められており、注目を集めています。
体に様々な変化、辛い症状をもたらすアレルギー
人間の体は外から入ってきた物質を排除するために、免疫反応を起こします。この免疫反応が特定の物質にだけ過剰に反応することが、アレルギーと呼ばれる反応です。
本来なら問題のないダニや花粉、特定の食物などに過剰に反応してしまい、くしゃみ、咳、鼻水、痒みなど様々な症状が引き起こされます。
アレルギーを引き起こす物質は、アレルゲンと呼ばれ、遺伝的要因や環境によるものなど、個人によって様々です。そして、このアレルゲンに体が対抗するため、ヒスタミンやプロスタグランジン、ロイコトリエン、PAFなどの物質が過剰に作られ、体に悪影響をもたらします。
アレルギーの症状の中には、アナキラフィシーショックと呼ばれる命に関わるような症状の重いものもあり、特に注意が必要です。特定の食べ物を食べて、心拍数の増加、意識障害などのアナキラフィシーショックが起こる食物アレルギーも年々増加しています。
アレルギー体質を改善するEPA、DHAの働きとは
EPAには抗炎症効果があり、アレルギー症状の緩和に効果があります。これは、炎症を引き起こすマクロファージと呼ばれる白血球の一種の働きを抑制する作用がEPAにあるためです。
また、EPAにはアレルギーによる炎症の原因となる、プロスタグランジンの合成に関わるシクロオキシゲナーゼやリポキシゲナーゼという酵素の働きを抑制する作用があります。
DHAには、プロスタグランジンの他にロイコトエリンやPAFの生成を抑える働きもあります。DHAとEPAは共に青魚の油に含まれていて、サプリメントなどでも同時に摂ることが多いので、合わせてアレルギー改善の効果を得ることができますね。
ただ、ヒスタミンに対する効果は報告されていません。アレルギーが改善したという報告データでは、EPA、DHAを含む魚油を一定期間(半年程度)摂取させたことで小児気管支喘息のスコアに好影響だったというものがあります。
リノール酸の摂りすぎもアレルギーの原因に
アレルギーに深く関わる物質、ロイコトエリンはアラキドン酸によって生成されます。このアラキドン酸は肉などから摂取され、リノール酸によって体内でも合成されます。
アラキドン酸は体に必要な物質ですが、肉や揚げ物などを摂りすぎる食生活の変化により、過剰に摂取されるようになってきました。このため、アレルギー疾患を持つ人が増えてきたとも考えられています。
EPAやDHAなどのオメガ3系脂肪酸を積極的に取り入れていくなど、バランス良く油を摂取していきましょう。ただ、EPAやDHAはアレルギー改善に効果があるとは言っても、青魚でアレルギー症状を起こす場合もないとは言えませんから魚でアレルギーが出たという人は特に注意をしてください。
アレルギー症状から身を守るためには、まず自分のアレルゲンを正しく知ることが大切ですので、一度はアレルギー検査を受けてみては?
EPAを過剰摂取するとどうなる?適量を知らないと危険
DHAやEPAは、血液サラサラ効果や目や脳の健康に役立つ事から、体に良い油というイメージが定着しています。コレステロール値の正常化や血圧改善、アレルギー症状の緩和にも役立つため、積極的に摂るべき油だとも言われるようになりました。
体に良いものだから、摂るのは多ければ多いだけ良いのでしょうか。過剰摂取による体への影響は無いものなのでしょうか。
体に良い油でも過剰摂取は良くないの?
生活習慣病にかかりたいと望む方はいないと思います。DHAやEPAを補うだけで悪玉コレステロールが減り、血液もサラサラな状態になってくれるのは有難いですよね。
健康診断の結果があまり良くなかったから、生活習慣病の家族がいるから、多めに摂っておいた方が良いのかななんて思っているならちょっと待ってください。体に良いとされているDHAやEPAにも、過剰摂取による体への悪影響はあるものなんです。
摂り過ぎたからと言って、すぐに健康被害が出るようなものではありませんが、日常的に摂取量をオーバーし続けていると、体に様々な不具合が出てくるものです。
過剰摂取が続くと何が起こる?
DHAは赤血球や血管を柔らかくすることで血流を良くし、EPAは血小板凝集と呼ばれる、血小板が団子状に固まってしまうのを防ぐ作用があります。
血小板同士がバラバラになることで血液サラサラ効果が得られるのですが、血小板凝集作用が弱まり過ぎると、怪我をしても血液が固まりにくくなったり、鼻血が出やすくなってしまいます。
魚に多く含まれることで有名なDHAやEPAですが、含まれているのは魚だけではありません。亜麻種子、エゴマ、くるみ等に多く含まれるα-リノレン酸は、10〜15%が体内でDHAやEPAに変換されます。
過剰摂取が続くと、体質によっては胃の不快感や吐き気、下痢を起こすこともあります。血圧降下剤を服用しているかたでは、血圧が下がり過ぎてしまう恐れがありますので、過剰摂取にならないように注意しましょう。
積極的な摂取と過剰摂取の境界は?
厚生労働省の推奨量は、毎日1g以上となっています。理想とする摂取量は年代・性別によって違いがあり、DHAとEPAの合計で、女性は1日あたり1.6〜2g、男性は2〜2.4gの摂取が望ましいとされています。
ちなみにマグロ(トロ)100gで4.6g、ブリ100gで2.6g、サンマ100gで2.6g程度が含まれていますが、DHAやEPAは熱に弱く、油に含まれる事から、加熱調理で変質・流出しやすいものなので、魚料理を食べたからと言って、過剰摂取よる健康被害を心配する必要はあまりありません。
健康被害が出る恐れがあるのは、毎日3g以上を摂り続けた時とされています。EPAは体内でDHAに変換する事もできる成分ですが、体内に溜めておく事が出来ません。そのため毎日の摂取が必要なんですね。
毎日コツコツと取り続ける事が積極的な摂取、サプリを既定の倍量飲み続ける等をすると過剰摂取になるので推奨されている量を飲みましょう。
中性脂肪を下げるつもりが上がってしまう?!
DHAやEPAが中性脂肪の低減に役立つということは、複数の研究施設の実験結果で立証されています。急いで中性脂肪を下げたいから、夏までにダイエットを済ませたいからと、短期集中で大量摂取をするというのは間違いです。
いくら体に良い油でも、油であることに変わりはありません。どんな種類でも油は1gあたり9kcal、摂り過ぎればエネルギーが余り、中性脂肪や体脂肪として体に溜まってしまいますよ。
中性脂肪の低減効果や、コレステロール値の正常化を期待するあまり、摂り過ぎると却って体を壊してしまう恐れがあります。DHAやEPAをサプリで補う時には規定量を守り、刺身やα-リノレン酸を多く含む食品を口にした時にはEPA、DHAを含む中性脂肪対策サプリを控える等、過剰摂取にならないようにしましょう。
中性脂肪対策の特定保健用食品など
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グロビン蛋白分解物を含むサプリ。グロビン蛋白分解物に含まれるオリゴペプチドから、食後の中性脂肪上昇を抑える作用を持つ3種類のオリゴペプチド「VVYP」、「VYP」、「VTL」が分離され、中でも「VVYP」は最も強い作用を示します。
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食後の血中中性脂肪の上昇を抑えるグロビン蛋白分解物を含んでおり、脂肪の多い食事をとりがちな人の食生活改善に役立ちます。ナップルドリンクは脂肪の多い食事をとりがちな方のニーズに応えた厚生労働省許可の特定保健用食品です。
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中性脂肪と血糖値をダブルで抑える、お茶タイプの機能性表示食品で難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事に含まれる脂肪と糖に働き、食後に上がる中性脂肪と血糖値を抑える作用が報告されています。
EPA、DHAサプリに配合されているほかの成分
中性脂肪サプリ、EPA、DHAサプリに一緒に含まれている事が多い成分として抗酸化作用があるアスタキサンチン、クリルオイルは、酸化しやすいEPA、DHAを守る役割があります。
不飽和脂肪酸であるDHA、EPAは酸化しやすい成分です。不飽和脂肪酸は酸化してしまうと有害物質(過酸化脂質)に変化します。これを防ぐためにアスタキサンチン、クリルオイル、ビタミンEなどがサプリに含まれていて、とても重要な働きをしているのです。
アスタキサンチンはもともとシミ、そばかすの予防、美白に効果があると話題を呼んだ美容成分で鮭、南極オキアミなどに含まれる赤い色素の事です。アスタキサンチン単体でのサプリメントも販売されています。
クリルオイルは南極オキアミから摂ることができる動物性の油です。この油にはアスタキサンチンが多く含まれていて、関節痛の改善やダイエットにも効果があるのではといわれています。
また、中性脂肪が高いと動脈硬化が心配されるため、血液サラサラ成分として知られるナットウキナーゼが入っているEPA・DHAサプリ(DHAサプリメント きなりなど)もあります。
EPA、DHAサプリに副作用はある?
サプリメントを選ぶときに副作用は気になりますし、もしも、間違えてたくさん飲んでしまったら大丈夫?と不安に思うこともありますよね。ビタミンAなど体に蓄積されていく成分だと過剰摂取は大きな問題になります。
EPA、DHAサプリはどうでしょうか?EPA、DHAやサプリに含まれるその他の成分は医療品、薬ではなく食品になりますので副作用や過剰摂取の心配はありません。
しかし、たくさん飲むと効果が上がるかも!と目安になっている量以上に飲むことは止めましょう。決められた量以上に摂取しても、それ以上効果がアップすることはないので推奨量を飲んでください。
また、推奨されている量の何倍ものDHA、EPAを含む中性脂肪サプリを飲むのは摂取しすぎですし、降圧薬(血圧を下げる薬)、血液凝固阻止剤を服用されているなら血が止まりにくくなったり、血圧が下がり過ぎる可能性もあるので医師と相談の上で飲むようにしましょう。
機能性表示食品とは?
EPA、DHAサプリの中には機能性表示食品と表示されているものがあります。この機能性表示食品とは、消費者庁に届け出をしている一定の健康への効果などが認められる製品のことで、EPA、DHAサプリの場合は、血中中性脂肪を低下させる、中高年の加齢による認知機能(記憶力、注意力、判断力、空間認識力)を維持する作用があるとされています。
中性脂肪サプリの成分は危なくないの?
中性脂肪サプリの成分、EPA、DHAなどは魚から由来するものが多いので、重金属などの蓄積が気になる方もいらっしゃると思います。マグロなどもたくさん食べるとよくないとテレビなどマスコミを騒がしたこともあります。
中性脂肪サプリの場合は、1粒当たりの成分を平均化していますし、サプリに加工する過程で水銀や鉛などの危険のある金属は取り除かれていますので安心して服用できます。
血液検査で血中の中性脂肪値を確認!
中性脂肪値を確認するには中性脂肪という項目の測定値を見ていくのですが、中性脂肪でなくTGとなっていたりトリグリセライド(トリグリセリド)と表示されることがあります。
測定値に書かれている数値が、30〜149mg/dLであれば正常値、150〜299mg/dLになると軽度の異常値とされて、この時点では治療薬は使用しないことが多いですが生活の改善を指導されます。
300mg/dLになると深刻な異常値と診断され処方薬を飲みつつ、食事内容や運動など生活改善も必要になってきます。
一度悪くなるとすぐには改善できない生活習慣病。中性脂肪対策は、できるだけ早めに手を打っていきましょう。しかし、ただ闇雲に食事の量を減らしたり、とにかく激しい運動をすれば良いというものではありません。
無理がある対策を行うと急なダイエットでリバウンドがあるように、中性脂肪を下げる対策に値しないどころか、大切な健康を損ねてしまうことになり、かえって逆効果になることもあります。
まず、中性脂肪を下げるには、どのような手順を踏めば良いのかをきちんと理解した上で、食生活や運動療法などに専念していく方が、大きな効果が期待できます。
かかりつけの医師、薬剤師さんなどからも大まかなアドバイスはあると思いますが、確実に中性脂肪を下げるためにコツコツと対策していきましょう。
中性脂肪を下げる薬とその副作用について
中性脂質、糖脂質、ステロイドが結びついてできている中性脂肪。この中性脂肪を下げる処方薬はニコチン酸系製剤、フィブラート系薬、EPA製剤の3種類がありますが、EPA製剤以外は副作用が心配されます。
フィブラート系薬(一般名:フェノフィブラート)は中性脂肪を減らすほか中性脂肪が作らせないように抑制する働きもある薬です。肝臓でコレステロール合成を抑制して胆汁中の排泄も促進する作用があります。腎臓、肝臓、胆のうに負担が大きいので持病があれば使用しないほうがいいでしょう。また、高齢者、妊娠中にも適さない薬で、抗凝血薬(ワルファリン)、血糖降下薬の作用を強めるため飲み合わせには注意が必要です。副作用も多く、横紋筋融解症、膵炎、黄疸、胆石なども多くあります。
ニコチン酸系製剤(一般名:トコフェロールニコチン酸エステル)は遊離脂肪酸を発生させるニコチン酸誘導体を使った薬剤でエネルギー効率が良くなり中性脂肪を下げてくれる効果がとても高い薬で形状はカプセル、細粒の2種類があります。副作用は血行を良くする作用も大きい薬なのでほてり、潮紅があるほか、食欲不振、吐き気も起こる可能性があります。
ロトリガ、エパデールで知られるEPA製剤(一般名:イコサペント酸エチル)はEPAを含む薬剤で副作用もありません。そのほか2つのニコチン酸系製剤、フィブラート系薬は副作用は必ず起こるというものではありませんが、担当医をしっかり話し合い、説明を受けることが大切です。
中性脂肪対策にいい食べもの
青魚:アジ、いわし、サバなどのちょっと青く光るテカりのある魚のことで、他の魚類もヘルシーなものが多いのですが、青魚はEPA、DHAが多く中性脂肪やコレステロール対策に有効です。
玉ねぎ:トクホの痩せるお茶「特茶」で使われているケルセチンが玉ねぎにはたくさん含まれています。(特茶には玉ねぎ3個分のケルセチンが含まれています。)玉ねぎの皮茶もこのケルセチンのは働きで痩せようというお茶です。
昆布:ネバネバ・ヌルヌルする成分で水溶性食物繊維の一種であるアルギン酸が含まれています。
大豆:ホルモンバランスを整えることでも中高年女性の更年期障害で高コレステロール(悪玉)、中性脂肪が上がるのを抑制するレシチンを含む。
食物繊維:便秘になると腸内環境が悪化し太りやすくなりますが食物繊維が便秘解消しやすくしてくれます。食物繊維を摂ることで中性脂肪の元にもなる糖質の吸収も抑制する働きがあります。ゴボウなどの野菜、根菜類、きのこ、海藻に多く含まれています。
ほかにも、ナッツ類、プーアール茶、トマトジュース(リノール酸)、ゴマ(αリノレン)、エゴマ油などがたくさんあります。毎日食べても飽きないように、自分の好みの味から選んでみるといいかもしれません。
コレステロールや中性脂肪を下げようと思えば食事制限はある程度どうしても必要になってきますね。こういった健康的な食事を毎日作るのは大変なことです。
早く問題を解決するために、栄養士が監修して、カロリー計算や塩分の摂りすぎなどが考えられているお弁当を利用するというもの一つの手ですね。
特に一人暮らしでバランスの悪い食事になることが多い場合でしたら、ヘルシーなお弁当がおすすめです。関連リンク:7食分から送料無料!自宅で食事制限可能な宅配弁当「彩ダイニング」
今すぐ簡単にできる中性脂肪対策
まず、食事を改善することです。ただし、ここで言う食事の改善ですが、あくまでも本質は中性脂肪を下げることであって、単に摂取カロリーを減らしたり、あるいは食事の量を減らしたりすることではありません。
もちろん、無謀な断食はもっての他です。中性脂肪が基準より高いからには、何かしらの理由があります。その理由を根本的に知ってしまえば、後はそれに合わせてレシピを考えていけば良いだけなのです。
次に、運動も中性脂肪を下げるためには欠かすことができません。現代人の多くは多忙な生活を強いられているため、運動をする時間を確保することが難しい傾向にあるのですが、だからと言ってこれを疎かにしているようでは、中性脂肪を下げることは成し遂げられないでしょう。これこそが、中性脂肪を下げるための基本なのです。
肥満体形の方が全員、中性脂肪値が高いわけではありませんし、逆に痩せていても中性脂肪が高いという人もいます。大抵の場合は体重オーバー気味のことが多いので、ヘルシーな野菜中心の食事が良いとされています。⇒中性脂肪を下げる食材・レシピ
体内に脂肪が多い肥満の場合は、脂肪のために血液の流れが悪いとか、血栓ができやすいなどの病気も多くなってきます。これらはほとんど場合はダイエットに成功すれば改善されてきます。
こういった早く体重を減らしたいという場面でも、血液サラサラ成分のEPAサプリなどは役立ってくれます。中性脂肪対策にいい影響を与えるアーモンド、ピスタチオ、くるみなどのナッツ類やワカメ、もずくなどの海藻も積極的に摂っていきたいですね。
ご飯、麺類・・・。炭水化物で中性脂肪がピンチ!
おいしいおかずがあればどんどん食べる量が増えてしまうご飯。お酒の後のラーメンやコシの強いうどん。お米や小麦からできているものは炭水化物が多く含まれています。
炭水化物といえば、主食であり食事に欠かせないものですが実はこの炭水化物が中性脂肪と大きく関わりがあります。中性「脂肪」というくらいなので、脂っこいものだけを抜けば良いと考える方も多いと思いますがそれは大きな間違いなのです。
炭水化物は体内でブドウ糖などに分解されます。ブドウ糖は身体にとても必要なものですが、過剰に摂取し過ぎると体内で余ってしまいます。そうすると、だんだんと血糖値が上がった状態が長くなります。
血糖値があがると、今度は血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。インスリンはエネルギーを身体に貯めこんでくれるとても重要なものですが、血糖値の上昇が激しいとこのインスリンもどんどん分泌され、使わない分のエネルギーは今度は中性脂肪として体内に貯めこまれてしまうのです。
糖分を多く摂ることでインスリンの分泌が増えるということは、つまり炭水化物を多く摂ること=中性脂肪を増やしてしまうという結果に!
糖・・・といえばお酒、アルコールも中性脂肪の敵なんですよね。ビール腹という言葉がありますが、このお腹ポッコリの中身は内臓脂肪なんです。
中性脂肪がお腹に集まって内臓脂肪として溜まってしまった内臓脂肪蓄積型で男性に多く見られます。皮下脂肪としてたまる脂肪よりも、内臓の近くにある内臓脂肪は血流にのっていろんな悪さをしてきます。お酒を飲んでお腹ぽっこりな体形だと成人病のリスクも一気に上がってしまうのです。
ご飯は適量に!食べ過ぎないこと
肥満の人の多くが、炭水化物の摂り過ぎです。ごはんや麺類、パンなど普段食べるものの多くは炭水化物なのでその摂取量を減らすことは容易では無いと思いますが、少しの工夫で健康的な体になれるのです。
栄養バランスを整えていくと炭水化物が欲しいという欲求が弱くなってきます。そうなると、必要以上には炭水化物を食べることがなくなるので徐々に体重も中性脂肪も落とすことができます。
一番手っ取り早いのが意識してミネラルを多く摂ることです。ミネラルウォーターを多めに飲むのも簡単にできますが効果的です。早く効果を得ようと主食である炭水化物を極度に減らしてしまうと、筋肉の衰えにつながってしまいますから、炭水化物の抜き過ぎも良くありません。適度な量を正しく摂ることを心がけていきましょう。
炭水化物のほかにも中性脂肪やコレステロールを増やしやすくする飽和脂肪酸を多く含むバターなどの食品も食べる量を意識していくほうがよいでしょう。
野菜から食べるようにすると血糖値が上がりにくい
血糖値が急上昇することで、余ったエネルギーが中性脂肪になる確率が上がってしまうので血糖値を緩やかに上がるようにする必要があります。実は、食べ方、食べる順番を変えるだけでも血糖値を緩やかな上昇にすることができるのです。
やり方は簡単で食物繊維の多い野菜から食べるだけです。この時の野菜は煮物、炒め物ではなく、サラダなど生野菜にすることで固いので咀嚼回数もアップして満腹中枢が早く刺激されて食べる量を少なくする効果も期待できます。
低カロリーなレタスやキャベツのような野菜が推奨されますが、できればノンオイルのドレッシングを少量だけ使用しましょう。マヨネーズはもちろんダメです。薄味すぎても健康にためにばんがって食べましょう。
食生活は注意しているつもりでも加齢やホルモンバランスの関係で中性脂肪が高くなることもあります。魚中心の食事にしてお酒を控えて・・・という毎日もストレスが溜まってしまいますね。中性脂肪を下げるには暴飲暴食を止め、ある程度の食事改善は必要なことですが、EPA・DHAサプリを使用することで魚が苦手でもヘルシーな栄養バランスに整えることができ、中性脂肪値もしっかり下げることができます。また、EPA・DHAはアトピーや生理前に体調が悪くなるなどの月経前症候群、美容アンチエイジングにも良い影響があるとされる成分ですからTG値が問題ない場合でも家族での健康作りに役立ちます。
病気を引き起こす中性脂肪
中性脂肪は、私たちの生活において必要となるエネルギーです。そのため、体内に中性脂肪が存在することは、決して悪いことではありません。しかし、この中性脂肪を増やす食べ物を過剰に摂取してしまうと、非常に危険なのです。
というのも、過剰な中性脂肪の存在は、糖尿病や心筋梗塞、心臓病などの大きな病気を引き起こすことに繋がるからです。このような病気は、単に一時的に風邪を引いたという状況などとは違い、一度患ってしまうと回復が非常に難しくなります。
DHA、EPAサプリを飲むことで心臓疾患を発症する確率を下げることができます。以下はAHA(アメリカ心臓学会)の追跡調査で判明した事実です。
EPA 及び DHA 摂取群で平均 18%の冠動脈疾患罹患の減少、平均 9% の心臓死減少を認めた脂質 121頁より
中性脂肪の平均値ってどのくらい?
日本全国の検査結果を平均すると中性脂肪はどのくらいなのか一応知りたくないですか?理想とされている中性脂肪値と乖離があるのかないのか・・・?
厚生労働省から発表されているものでは、全国の中性脂肪値は以下の通りです。中性脂肪対策の参考にしてくださいね。
男性
40〜44歳 | 45〜49歳 | 50〜54歳 | 55〜59歳 | 60〜64歳 | 65〜69歳 | 70〜74歳 | 中計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
132.9 | 138.9 | 140.6 | 137.4 | 132.6 | 128.2 | 121.6 | 134.2 |
女性
40〜44歳 | 45〜49歳 | 50〜54歳 | 55〜59歳 | 60〜64歳 | 65〜69歳 | 70〜74歳 | 中計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
75.6 | 81.4 | 90.6 | 98.3 | 104.6 | 108 | 108.9 | 94.9 |
公開されている特定健診の都道府県別の結果を見てみると圧倒的に男性のほうが中性脂肪が高めであることがわかります。関連記事:中性脂肪の基準値、平均値は?男女で違いはあるの?
例えば40〜44歳、北海道の場合
検査値階層(mg/dl) | 男性 | 女性 |
---|---|---|
300以上 | 4,647 | 427 |
150以上300未満 | 19,765 | 3,249 |
150未満 | 58,604 | 52,608 |
参考文献・論文
出典:都道府県別、中性脂肪
出典:神奈川県予防医学協会 トリグリセリド(TG:中性脂肪)