アーモンドに含まれるαリノレン酸が中性脂肪を下げる
中性脂肪とは、人間の体を動かすためのエネルギー源となる物質ですが、余ったものは皮下脂肪や肝臓に蓄積されます。
この蓄積される量が増えすぎてしまうと、肝機能が低下してしまい、動脈硬化などにつながり、心筋梗塞や脳梗塞など重大な疾患の恐れが出てしまいます。
中性脂肪を蓄えすぎないためには、食事制限や運動が有効ですが、中性脂肪を下げる食材を取り入れていけば、さらに効率的に減らすことができます。食事制限で口寂しい時のおやつにもちょうどいいアーモンドについてご紹介していきたいと思います。
中性脂肪を減らすナッツ類の効果とは
ナッツ類には脂肪が多く、高カロリーのため食べ過ぎには注意しなければなりませんが、適度に摂れば中性脂肪を減らすだけでなく、様々な効果が得られます。
脂肪分の多いナッツ類ですが、実はこの脂肪分が中性脂肪を減らしてくれるのです。ナッツ類に含まれるαリノレン酸という脂肪分は、血液の流れを良くしたり、中性脂肪を減らす効果があります。
さらに、オレイン酸という脂肪分には、悪玉コレステロールを減らす働きがあり、こちらも動脈硬化を予防してくれるのです。他にも、抗酸化作用があってアンチエイジングに効果的なビタミンEやポリフェノールなど、ナッツ類には様々な効果があります。
アーモンドには、ナッツ類の中でもビタミンEやポリフェノールが豊富に含まれているので、食べ過ぎない程度にぜひ取り入れていきたいですね。
アーモンドに含まれるポリフェノールの効果
ナッツ類は中性脂肪を下げるのに効果的ですが、その中でもアーモンドはさらに効果がある食材です。その鍵を握るのが、アーモンドの薄皮にたっぷりと含まれているレスベラトロールというポリフェノールでになります。
このレスベラトロールにも、血中の中性脂肪と悪玉コレステロールを抑制する働きがあることが確認されています。そして、レスベラトロールは極めて高い抗酸化力があるため、細胞を老化させる活性酸素を抑制するのです。
そのため、血管の老化を防ぎ、動脈硬化のリスクを減らしてくれるのです。このレスベラトロールは、ピーナツの皮にも含まれているので、お好きな方を選んで食べていくといいですね。
ナッツ類を食べる時に注意すること
アーモンドなどのナッツ類を食べる時には、食べ過ぎに注意しなければいけませんが、その他にも気を付けておかなければならないことがあります。
まずは、よく噛んで食べることを心がけましょう。ナッツ類は消化が悪いため、胃や腸など消化器官に負担を与えてしまうだけでなく、せっかくの有効成分を上手く取り入れることができなくなってしまいます。
また、ナッツ類を選ぶときは新鮮なものを選ぶようにしましょう。ナッツ類の油分は酸化すると大量の活性酸素を生み出してしまいます。
せっかく抗酸化作用があるのに、これでは逆効果になってしまいますね。中性脂肪を減らすアーモンドを日常生活に取り入れていき、効率的に中性脂肪を減らしていきましょう。