中性脂肪値が高いと大腸ポリープの発生確率が上がってしまう!?

 

中性脂肪と関わりの深い病気には、中性脂肪の増加による動脈硬化が原因となる脳梗塞心筋梗塞、肝臓に脂肪が溜まる脂肪肝などがあります。そして、中性脂肪の関わる病気には、日本人の死因1位となっている癌も含まれています。

 

大腸ガンの前段階ともなりうる大腸ポリープと中性脂肪には、密接な関わりがあることが研究で明らかになったのです。大腸ポリープとは一体何なのか、どのように中性脂肪と関係しているのか、これから気をつけるべきことについて見ていきたいと思います。

 

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癌になる可能性も!?大腸にできるポリープとは?

 

 

ポリープとは、いぼ状の突起物の総称で、形や大きさも様々です。胃や声帯などにもでき、大腸にできるポリープは大腸ポリープと呼ばれています。

 

大腸ポリープは大きく分けると、「腫瘍」と「腫瘍以外のポリープ」に分けられます。腫瘍以外に分類されるポリープは、老化によってできたポリープ、炎症を伴う病気によってできたポリープなどがあり、がんとはほとんど関わりのないポリープです。

 

一方、腫瘍は良性の腫瘍と悪性の腫瘍があり、悪性の腫瘍はがんとなります。ポリープの形状で見つけた癌はほとんどが早期がんとなるため、早期の発見が大切となるのです。

 

そして、良性の腫瘍は「腺腫(せんしゅ)」と呼ばれ、大腸ポリープの80%を占めています。S字結腸や直腸によくでき、一般的に大腸ポリープと呼ばれるのがこのポリープです。

 

腺腫は良性の腫瘍ですが、放置していたら消失するというわけではなく、大きさに変化が現れ、がん化する可能性があるので注意が必要です。腺腫の直径が1cmを超えるとがんを含む可能性が高まります。

 

ポリープを癌かどうか判断するのは見た目だけでは難しいため、5mm以上の腺腫は一般的には摘出されています。中性脂肪に関わりの深い大腸ポリープは、この腺腫にあたります。

 

中性脂肪値が高いと大腸ポリープが発生しやすい?

 

 

運動不足肥満、飲酒という生活習慣が、大腸がんの発生リスクを高めることが分かっています。このような生活習慣は、高トリグリセリド血症のリスクを高める原因でもあります。

 

トリグリセリドとは中性脂肪のことを指し、高トリグリセリド血症とは、血液中に中性脂肪の濃度が高い症状のことを言います。血中の中性脂肪濃度と大腸ポリープの関係については、様々な研究が行われ、繋がりが指摘されてきました。

 

国立がん研究センターの研究でも、血中の中性脂肪濃度が高い人では大腸ポリープ(腺腫)の危険性が1.5倍ほど高くなることが明らかになりました。さらに、喫煙をしている人だと、大腸ポリープのできるリスクが高まります。

 

大腸ポリープのできにくい生活習慣とは?

 

大腸ポリープや初期の大腸がんは、自覚症状がほとんどありません。そのため、便潜血検査などの大腸がん検診を受けることが大切です。大腸がんや大腸ポリープは便と接触する時に出血を伴うことがありますが、少量の場合自分ではなかなか判断できません。

 

そして、便が細くなる、便秘や下痢を繰り返す、ダイエットをしていないのに痩せる、貧血や嘔吐などの症状があれば、病院を受診しましょう。病院に行けない場合は在宅検診(郵送)できる検査キットも販売されています。⇒ デメカル血液検査キット

 

大腸ポリープは中性脂肪とも深い関わりがあるため、中性脂肪を減らすこと、そして、リスクの高まる喫煙を控えることも大切です。運動不足、肥満、飲酒といった大腸がんと高トリグリセリド血症の両方の危険因子を、できるだけ取り除いていけるように心がけていきましょう。